富士市は本当に金持ち?

 昨日に引き続き、先々週14日(水)の会派による財政研修会の話。
 この研修会の席上、私が財政課に依頼していた「県内市の市税の内訳一覧表」を配っていただいた。
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 これは、以前、新人議員の研修会で、財政課長から「富士市の財政が安定している一番の原因(強み)は、固定資産税の「償却資産」分が、他市に比べ圧倒的に多いからです」と説明を受けたからだ。

 かなり見にくいかもしれませんが、上の図をダブルクリックしていただき、拡大しながら読んでいただければと思います。

 この表からは、いろいろなことが読み取れる。
 政令市(静岡、浜松)を除く、県内21の市を並べてあるが、人口がかなり違う。
 人口が多い順に並べると、富士市(237千人)、沼津市(206千人)、磐田市(172千人)、藤枝市(129千人)、富士宮市(121千人)が上位ベスト5だ。(人口は、平成20年4月1日の「市区町別推計人口」(静岡県)による)

 特徴的なことを整理すると以下の通りだ。
1 三島市はお金持ちの市民が多い?
 ・個人市民税は、一人一人の市民が所得等に応じ払うが、人口は8番目の三島市が、4番目に多い。

2 沼津市、裾野市は、優良企業が多い?
 ・法人市民税は、企業の利益等に対して課税される。富士市より人口も少なく、製造品出荷額等は1/2以下である沼津市が一番だ。(リコー、富士通などが立地しているからか?)また、裾野市も同様の傾向だ。
 ・また、富士市より製造品出荷額等が多い(富士市は、浜松、静岡を除いても県内で4位)、磐田、掛川市もベスト5に入っているが、法人市民税額は富士市の方が多い。(ということは、富士市の企業は利益が多い?)

3 富士市、御前崎市には、莫大な設備投資がなされている
 ・固定資産税は、土地、家屋、償却資産(事業用の設備、機械、備品等)に課税されるが、土地、家屋は、ほぼ人口規模順に並ぶ。
 ・しかし、償却資産については、御前崎市が1番、富士市が2番目だ。御前崎市は浜岡原子力発電所が立地しているのでかなり特別な位置付けだ。
 ・御前崎市を別にすると、富士市の償却資産分はとても多い。磐田市の約1.5倍、沼津市の2.0倍以上の60億円だ。
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 こうやって見ると、確かに大きな設備投資が必要な「装置型産業」が、市の財政に寄与する大きさを実感するとともに、共存していかなければと思う。
 しかし一方で、沼津市や三島市のような「金持ち住民」、「優良企業」で生きていく道もあるのかと考える。

 でもそろそろ、自分自身、机上の計算は終わりにし、外に出て活動を始めなくては!

by koike473 | 2008-05-29 22:28 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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