一万歩 古代遺跡と豊かな実りの浮島コース

 今日は、午前中は天気が持ちそうで、時間も空いたので、一万歩の「古代遺跡と豊かな実りの浮島コース」を歩いた。
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 浮島地区は、富士市の一番の東端に位置する。
 私は、ほとんど初めてのエリアだ。
 事前に地図で確認すると、沼津線(都市計画道路吉原沼津線)から南は田園、沼津線から新幹線までの間に人家が、新幹線から北は茶畑が広がっている。

 東公民館の駐車場に車を停め、集落の中を歩き始めると、「洗い場」(湧水の池)があった。近所にいたおばさんに聞くと、「ここは『じょうがんじがわ』(成願寺?)って言ってね、(水の)量はたんとはないだけど、一度も枯れたことがないだよ」とのことだ。
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 写真奥の草の部分から水が湧き、奥の池で野菜を洗い、手前の池で洗濯をするそうだ。
今泉や原田・吉永の洗い場と同じだが、ここは完全に愛鷹山からの湧水だろう。
 このコース沿いには、もう1箇所洗い場があった。富士市はどこに行っても水に恵まれたまちだと感じる。

 このコースは、春山川に沿ってルートが組まれている。国道1号方面からも見え、愛鷹山にかかっている現東名と新東名(「第2東名」でなく正式にはこうだそうだ)の大きな橋梁の下をくぐる。かなり迫力がある。
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 また、新幹線沿いを700m程歩くが、ここは小さな子供には最高だ。新幹線を人の目の高さで間近に見ることができる。
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 この区間以外の市内の新幹線ルートは、ほとんどが高架になっていて、走る列車を見ることはできないと思うが・・・?
 私がブラブラ歩いた10~15分位の間に、上下計7~8本位の新幹線が通った。自分の息子が小さかった頃を思い出した。
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 「稲荷塚古墳」があるため「古代遺跡」をテーマにしているが、失礼だが何だかあまりパッとしない。「新幹線と2つの東名」を前面に出した方が、初めて歩く人には楽しみがありそうだ。

 そしてもう一つのテーマの「豊かな実りの浮島」。確かに広い。そしてこの時期の田んぼは静かだ。水田地帯の真ん中では、昼間、太陽が当たる場所で、こんな静寂なところがあるのかと驚くほどだった。
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 しかし、かつて沼地で水はけが悪く、米つくりに苦労したこの一帯だが、今ではどの田んぼにも灌漑用の水道ポンプ(給水栓)が顔を出しているのは皮肉だ。
 でもやっぱり田んぼの中の風景や、そこを歩くのはとても落ち着くし、気持ちがいい。

 今回で6つ目の一万歩コースだが、自分としてはなかなかのお勧めコースだ。

by koike473 | 2008-01-12 00:00 | 富士市内各地の風景 | Trackback | Comments(0)  

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