沼津の商店街とまちづくり講演会

 今日は、午後から沼津市商店街連盟、TMOぬまづなどが主催する「まちづくり講演会」の聴講に、久しぶりに沼津に出かけた。
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 先週、高松に視察に行った際、本当に偶然、宿泊したホテルの朝食で、スルガ銀行のシンクタンクのN部長に会った。
 N部長は、静岡空港の調査研究で、高松空港の取り組みについてヒアリングに来たそうだ。前日丸亀町の再開発を視察したことを話すと、「今度、丸亀町に関わった藻谷さんと西郷さんが出るシンポジウムが沼津でありますよ」と聞き、参加した次第だ。
 藻谷さんとは日本政策投資銀行の藻谷浩介氏、西郷さんは㈱シープネットワーク代表の西郷真理子さんだ。2人とも、全国で活躍する商業まちづくりのアドバイザーだ。
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 私は、就職した最初の会社が沼津にあり、12年間通った。人口(21万)は、今では富士市(24万)より少ないが、都市と言うより、「まちなか」の厚みは、沼津の方が数段格上だ。
 駅前を中心に業務系のオフィス街があり、商店街、飲み屋街、更に猥雑な空間、狩野川の水辺、そして少し南に下れば沼津港でうまい魚が楽しめる。
 「商都・沼津」。私が子供の頃は、買い物と言えば沼津だった。
 しかし、ご他聞にもれず、沼津の商店街も苦戦している。
 そんな中での勉強会だった。
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 私は、2年前から「TMO吉原」の再開発部会の部会長に就いている。
 ここで吉原の再開発に向けた動きを軌道に乗せなくてはという思いもあり、丸亀町の再開発が引き合いに出されるのではと期待して行ったが、そうではなかった。
 しかし改めて、これからの商店街(これまでの中心市街地)を考える基本を再確認した。
  ・商店街と商店は、別に考えなければダメ
  ・これからの商店街は、コンパクトシティの中心としての役割が期待される。しかし一方でそのための再開発に当たり、関係者の権利調整でコストと時間がかかりすぎるなら、公共投資は無駄になる。自分の土地も公共財という考えが必要だ(難しいだろうな)
  ・商店は、客の生活、もっと言えばライフスタイルにまで影響を与えられるような技術やコミュニケーション能力があるか?プロであるか?
  ・商店は、お客さんがその店で気持ちよくお金を使える「言い訳」(うまい、通り道、家から近い・・・)をどれだけ用意できるか?
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左から大野副理事長、西郷さん、藻谷さん


 そして極めつけは、アーケード名店街の副理事長・大野氏が言っていた。
 「商店街には不文律がある。『他人の店には口出ししない、できない』。でもこれを破って意見交換できればもっと変われるのに・・・。全く外部の人の意見には耳を傾けるのだが・・・」
 西郷さん曰く、
 「そういう時は、私(部外者)がリードして、ワークショップ方式で検討します。店主みんなに表通りに出てもらい、通りから改めて1軒1軒見てもらいます。そうするとだんだんに『この店は・・・』と意見が出てきます」
 私も全く同感だ。ここを突き抜けなくては、次の段階はきっと見えてこないのだろう。部外者の私はそう思う。

by koike473 | 2007-10-24 00:23 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

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