一般質問「自転車の通行環境整備」

 9月議会は、明日(10/2)までだが、私の一般質問は先週金曜日(9/28)にあった。
 2つ質問したので、1つずつ報告したいと思う。

 まず大きな1つ目は、「まちづくり・交通政策としての自転車の通行環境整備について」だ。
 自転車は経済的であり、環境負荷も低く、交通渋滞・交通事故の減少にも寄与し、健康にも良いなど、さまざまな面で利点が多い。また公共交通中心の交通体系への移行、コンパクトシティの形成を進める上でも必要不可欠な移動手段だ。
 しかし現状は、自転車は基本的に車道の左側を走行することになっているが、車道は車が怖くて走れず、歩道は歩行者との接触が危ないからせいせいとは走らせてもらえない。
 結局、自転車は、怖い思いをして、段差がある車道と歩道を行ったり来たりしながら、走っているのが現実だ。
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 そんな思いの中、東高のPTA活動で高校生の通学の様子を改めて見たり、また8月からできる限り市役所へは自転車で行くようにしたら、より明確に「社会における自転車のあいまいな位置付け」が見えてきた。

 そこで、次のような3つの質問を行った。
 (1)富士市のまちづくり・交通政策において、自転車交通の基本的な位置付け、あり方をどう考えるか
  
 (2)道交法改正(19年6月)に伴い、富士市内における「自転車の通行環境整備の推進」に市としてどう取り組むのか
   
 (3)その他、現状の取り組みの中での自転車通行環境整備の工夫策について


 (1)については、現在、富士市を含む2市1町エリアで「岳南都市圏総合都市交通計画」を策定中である。
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 この中では、特に「まちなかでのネットワークの向上」を目指し、「連続した歩道・自転車道の整備」を進めることを考えており、具体的な整備プランは、5~10年の短・中期計画で考えたいとの回答だった。
 しかし、これはあくまでも「まちなか」を想定したものであり、自転車を最も使う高校生が通う市内の高校は、「まちなか以外」が多い。このため、市全域を対象とし、なおかつ整備路線と優先順位などを明らかにした「自転車マスタープラン」の策定を提案した。
 しかし、「岳南都市圏総合都市交通計画」の「戦略プラン」の中で、各高校まで含めたエリアで検討するとの答弁だった。是非今後、この計画の推移を注視したい。

 (2)は、道交法改正に伴い、県内で3箇所の「自転車通行環境整備モデル地区」を設定し、重点的に自転車が安全に走れるような通行環境整備を進める予定があり、その決定が9月末くらいとの話を以前から聞いていた。
 「是非、富士市にモデル地区を」と思い質問したが、質問する1週間ほど前に「東部は沼津市に決まった」との情報を聞き、ガクッときた。

 (3)は、具体的には、2車線の道路のセンターラインを消して、道路外側線(白いライン)を道路中央に寄せ、その分、歩行者・自転車通行空間を確保すべきとの提案だ。
 これは、2~3年前に愛知県(?)での取り組みがテレビで放映され注目された。
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岩手県釜石市での実験的な取り組みの概要(釜石市HPより)

 市内でも数路線、実施したがまだその効果についての検証は行っていないとのこと。今後、市内全域の路線を調査し、自転車通行帯の整備を進めるよう要望してこの質問は終了した。

 自分が特に「これは」と思っていたのは、「自転車マスタープラン」と「センターライン消去による自転車通行帯の確保」だ。
 市当局にすれば、うまく切り抜けたつもりかもしれないが、この2つの取り組みについては、今後とも継続してチェックしていきたい。

by koike473 | 2007-10-02 01:19 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

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