雨の中の運動会
2007年 09月 16日
今年の運動会のテーマは「一思入魂」。バックネットにも、配布されたプログラムにも大きく掲げられた。
家を出ようとすると小雨が降り始めていた。自転車で行こうと思っていたが、妻に車で送ってもらった。
「今日は、市内の中学校全部で運動会をやる予定ですけど、困りましたねー」と校長先生がうらめしそうに雨空を見上げる。
開会式が始まる頃には、風とともに来賓席にも吹きかけるように降ってきた。
開会式後には、「雨が上がりそうにないので、個人の徒競走とPTA種目は中止し、団体競技のみとし、午前中にすべて行うようにします」と放送があった。
組体操は、上半身裸になって行うが、雨ですべり、落下する生徒も目立った。
クラス対抗全員リレーは、水溜りの中を走り、観客席にも「はね」が飛び、後でズボンを見たら、私の紺色のスラックスに石灰の白い斑点がいくつもできていた。
来賓席や敬老席からは、「これじゃあ危ないよ。中止にした方がいい」、「生徒はとっくに濡れている。ここまできたらやっちゃった方がいい」などの声が上がった。
リレーの最中に、校長、教頭など幹部職員の皆さんで協議が始まった。「本降りになってきましたが、これまで練習してきたので、濡れついでに続行します」(こんな内容?)との放送。
私は、静岡に出かける予定があったので、10:00前に失礼し、学校を出た。
しかし、カサをさして歩いていると、次第に雨が上がり始めた。
10:30頃には陽が出てまぶしくなってきた。
今日、友人に聞いたら「最後は熱中症や過呼吸症で生徒や観客がバタバタ倒れ、救急車が3回も来たよ」。
他の学校では、午前中は中止にし、午後から開催したり、延期にしたところもあったようだ。
屋外のイベントは、雨バージョンを何パターンか想定しておくことが必須だ。加えて、その際の主催者やトップの判断力、危機管理能力が重要になることを改めて思った。
by koike473 | 2007-09-16 18:29 | 今泉 | Trackback | Comments(0)