「見守り」

 今日は、ロゼシアターで「防犯まちづくり講演会」があった。
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 講演の前に、空き巣が嫌う「ガラス割り実証実験」がステージ上で行われた。一般のガラスに比べ、フィルムを貼ったガラスや、2枚のガラスの間にフィルムを挟んだ「合わせガラス」は、ハンマーで殴りつけても貫通せず、侵入するのに時間がかかる。
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フィルムを貼ったサッシは、なかなか割れない
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合わせガラスは、ハンマーで殴りつけても貫通しない

 空き巣は、侵入するのに5分以上かかると7割はあきらめるそうだ。空き巣予防のポイントは、この「時間」(5分以上かけさせる)に加え、「光」(明るいところはやはり嫌がる)、「音」(犬や大声)、そして「人間の目」の4つとのこと。
 中でも最大の予防策は、「人間の目」であり、あいさつをされたり、目礼をされただけでも空き巣は、その地域から遠のくとのこと。
 近所では、知らない人(それが空き巣かもしれない)でも元気よく「こんにちは」とあいさつをしよう!

 これに関連して、講師の清永賢二・日本女子大教授から、地域での防犯活動の大きな流れの変化についての解説があった。
 かつては、戦前の5人組のように、「監視」することにより犯罪者を見つけ出し、排除することが防犯の考え方だった。
 しかしこの20年ほどの間に、市民、自治体、警察が三位一体となり、子供や女性など、弱い立場の人たちを包み込む、守るという「見守り」に考え方が変わってきたとのことだった。(ちなみに、この「見守り」を最初に提唱したのは、愛知県春日井市の市長で、唱え始めた20年ほど前は、周りから相手にされなかったそうだ)
 本年度、私も会員になっているNPO法人コミュニティシンクタンクふじが、GPS機能付き携帯電話と電子タグを活用した児童の安全・安心を確保する「地域児童見守りシステムモデル事業」を総務省から受託した。これは、子供の居場所などを把握するための「先進的なIT機器」の活用ばかりに話題が向きがちだ。
 しかし、地域のさまざまな人たちが「目」で「見て」、包み込み「守る」という「見守り」あっての取り組みでなくてはならないと改めて思った。

by koike473 | 2007-07-12 23:56 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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