標高1,000mでも暑かった! 富士市の安全・安心を守る「内山財産」の管内視察
2018年 07月 12日
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昨日は、委員になっている内山財産委員会があり、その後管内視察に出かけた。
「内山」とは、旧吉原市を構成していた多くの村が、古くから入会地的に利用してきた愛鷹山系の山林だ。
現在は、大半にヒノキ・スギが植林された市の直営林と貸付林で構成されており、木材生産に加え、水源涵養、土砂災害防止等、大きな役割を果たしている。
最初は、昨年から間伐作業に入っている51年生のスギ・ヒノキ林の見学。
林の奥の暗く見える部分は、まだ間伐が行われず、陽が届いていない林だ。
間伐した林の上空は、こんな具合。
続いて「しずおか未来の森サポーター」制度を活用した植林・育林場所。
沼津市にある輸入車販売会社「エー・エル・シー」さんが、取り組んでいる。
見える範囲一帯・訳5.4haのエリアに、今年から3年かけてヤマザクラ等の広葉樹を10,800本植林していくそうだ。
今年の春は、取り掛かりとして100数十本を植栽したが、白い筒はシカ等の食害を防ぐための対策。
溶解性の樹脂だそうだが、野生動物との共存は大きな課題だ。
そして最後は、制水工の現場。
「森の小さなダム」として山の水道に、今年の春施工されたもの。
今年の梅雨で、土砂が堆積し、下の栗石が見えなくなっている。
10数年前、NPOふじ環境倶楽部で、森林組合の皆さんに教わりながら、間伐材を積み上げて造ったことが思い出された。
「制水工づくり」は、林業技術を持たない市民の皆さんでも参加できる部分が多い山の作業で、森に親しむ良いきっかけになる。
どうにかしてまた取り組めないだろうか?
by koike473 | 2018-07-12 08:26 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)