「一安心」したが「想定外」が心に引っかかる 富士市議会が主催した富士海岸の堤防に関する説明会

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 夕べは、富士市議会が主催する「富士海岸の堤防に関する説明会」が田子浦まちづくりセンターで開催された。
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 昨年秋に行った議会報告会の中で、田子浦地区の皆さんから「海岸の堤防は本当に大丈夫か?」という疑問が出され、それに関する議員研修会も兼ねて行うこととなった。

 会場は、田子浦地区の皆さんと市議会議員で満席となった。
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 最初に、富士海岸(富士川~沼津港)を管理する国土交通省沼津河川国道事務所から、海岸保全事業について説明があった。
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 富士川での砂採取等により富士海岸には、砂が堆積しなくなり、砂浜が細くなるばかりだった。
 田子の浦港から西側は、離岸堤を設置したことにより、かなり砂が着くようになり、航空写真で見てもその効果がわかる。
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 一方、港から東側は、特に昭和放水路から東側で細くなっているのが目立つ。
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 これは、放水路の手前付近に、海底部分に急勾配の谷があるため、流れてきた砂がその谷に落ち込んでしまうことが原因だと解ったそうだ。
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 そこで谷部分に「橋」をかけるような形で「マット=土砂流出防止工」を入れ、砂が落ちずに東に流れ、浜に着くのを促進しようとしている。
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 人工的に砂を入れる養浜工も行っているが、細くなった砂浜はなかなか戻らない。
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 以前にもこのブログでも書いたが、「柏原地区では昨年の台風による高潮で、一部波が堤防を乗り越えたとのことだが、その対策は?」と質問した。

 すると「どの堤防にも、多少の波が乗り越える『越波許容量』を設定しているが、その範囲内なので心配していない」との回答。

 最も関心が高い「南海トラフ巨大地震とその津波に対しては?」
 高さ的には、津波の最大高さが6mであり、最大の高潮を想定した17mの堤防で十分防げる。
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 堤防の構造については、ボーリング調査等を行い、液状化や揺れに対しても、全体的に数十cmの沈下はあるものの、十分耐えうる構造を確認しているとのこと。
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 「東北では幅が広い堤防を造っているが、富士海岸はあの厚さ(薄さ)で大丈夫か?」には、「東北は、レベル2(1000年に一度)で最大20~30mの津波が想定されていて、それを防ぐ高さの堤防はできません。そのためレベル1(100年に一度)に対応した高さの堤防を建設し、レベル2の場合は堤防を乗り越えてくるのは仕方がないので『いかに逃げるか』を基本とし、引き波で持って行かれないように厚い堤防にしています」、「堤防の考え方が基本的に違います」とのこと。

 昨日の説明を聴いた限りでは安心した部分が大きいが、やっぱりどこかで「想定外」の言葉が浮かんできてしまう?

by koike473 | 2014-06-04 07:29 | 防災 | Trackback | Comments(0)  

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