サントリーのブランドの考え方 都市活力再生シンポジウム

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 夕べは、ロゼシアターで市が主催する「富士市活力再生シンポジウム」が開かれた。
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 最初の基調講演は、サントリー酒類㈱執行役員である石井靖幸氏による「地域ブランドの戦略を考える -地域に適した製品開発と販路拡大-」だった。

 石井氏は、富士市出身で、富士高→一橋大→サントリーという方だ。
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 サントリーの「水」に関連するビジネスの経験から、「ブランド」についてわかりやすく解説いただいた。
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 プロダクト(製品)を、お客様に「あっ、この製品だ」と識別させる記号が「ブランド」とのことだ。
 ミネラルウォーターの「天然水」(南アルプス、阿蘇、奥大山)、ウイスキーの「山崎」、「三ケ日みかんハイボール」などの事例を挙げながら、どのようにブランドに仕立てていったかを話された。

 その中で、「強いブランドの条件」として7つの項目を挙げられたが、2つが印象に残った。
 一つは「性能がすぐれている」。当たり前の前提条件だが…。
 もう一つは「長持ちする(ロングライフ)」だ。やはり製品本来の良さがなければ続かない。

 その後は、石井氏も加わってのパネルディスカッション。
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 都市活力再生懇話会の会長を務める石川先生(南山大学教授)のリードで、いろいろなテーマについてパネラーから適切な意見が続いた。
 だが、少しテーマが多すぎた感がある。

 会場には、送別会の時期にもかかわらず多くの市職員が来ていた。
 これから「ビジョン」を達成するために「実行」していく主役が職員の皆さんだ。
 彼等や市長はじめ幹部に、サントリーの石井氏から、もう少し時間をとっていただき、「やってみなはれ」精神と社風についても話を伺う時間がほしかった。

by koike473 | 2013-03-28 08:02 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

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