東日本大震災で発生した災害ガレキの試験焼却に関する議員全員協議会

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 昨日は、東日本大震災で発生した災害ガレキの試験焼却実施に関する議会全員協議会が行われた。

 最初に、市からどのような進め方で試験焼却をするかの説明があった。
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  ・国(環境省)が定めた240ベクレル/kgではなく、100ベクレル/kg以下の木材チップのみ受け入れる
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  ・山田町、大槌町の現地、移動の貨物列車内で放射線濃度、空間線量率をチェックする
  ・富士市では、環境クリーンセンターで災害ガレキと一般可燃ごみを15%の混焼比で焼却する
  ・クリーンセンター及び周辺6箇所で、排気ガスや燃えた後の灰、空間、土壌の放射能濃度、線量調査を行う
  ・加えて、最終処分場では水質調査も実施する

 この災害ガレキ処理については、富士市議会では2月議会最終日に、「安全・安心をもって速やかに対処することを要請する」との言い方で広域処理(東北以外に運んで焼却すること)の促進を決議している。
 私は、それと前後して何名かの市民の方から広域処理に関する疑問や安全性に関して質問を受けた。
 主なものは、
 ①現地で焼却場を造り、処理することを応援する方が現地の雇用にも貢献でき、また放射能を拡散しないことになるのではないか
 ②クリアランスレベル(放射能を有する物質を移動、再利用できる濃度)の国際基準が100ベクレル/kgなのに、なぜ8,000ベクレル/kgの焼却灰を埋立てるのか
 ③環境省は、バグフィルターや電気集塵器で放射性物質をほぼ100%除去できるとしているが根拠がない
の3つだ。

 昨日の説明や質疑を通して、私は改めて次のように整理し考えを確認した。
 ①については、現地では新設を含め現在27の処理場で処理をしようとしているがそれでも全然足りないとのことだった。
 また現地での雇用ということについては、昨年、議員有志で現地に行った際、多くの皆さんがガレキ分別で働いていたのが印象的だった。
 ガレキ処理は焼却処理が全てではなく、まずはコンクリート、木材、金属、電化製品、衣類、泥等を分別することが大変で、それすらできていないガレキの山が至るところにあった。
 一連のガレキ処理の工程で、木材の処理という一部分を各地で分担するのは、東北を応援することになると思う。
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 ②については、8,000ベクレル/kgであっても、50cmの土で覆いながら埋立てることにより放射線を遮蔽でき、その埋立て作業で働く作業員が受ける放射線量を安全基準以下に抑えることができる数値である。
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 放射線量の基準については、一般の生活の中で受けている自然放射能との比較の中でも、今回の数値であれば安全性は保てると考える。
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 またこの放射線の影響については、23日に市立中央病院の放射線科の技師長を講師に勉強会が開催される。その場でも改めて確認したい。

 ③については、セシウムは650℃で気化するが、焼却後冷却室で冷やされ、200~300℃に下ると粉塵の微粒子に吸着し電気集塵器(富士市のクリーンセンターはこの方式)で除去できる。
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 これは、先行実施した島田市の試験焼却結果でも数値として現れている。

 今後は、市民の皆さんへの説明会を開催し、5月下旬を目処に試験焼却する方向だ。
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 きめ細やかな説明とともに、試験焼却に関する結果を公表・評価し、安全性を確実にした上で次のステップに進んでいきたい。

by koike473 | 2012-04-10 08:43 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)  

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