市役所若手職員の研修発表会と「慈善型NPO」???

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 30日は、富士市役所の若手職員(26歳まで)の研修発表を聞いた。
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 これは、市内のNPOへの訪問(活動体験やヒアリング)を通じて、行政が抱える課題を自分たちで発見し、その解決策を検討・提案するというものだ。
 私が所属するNPO法人ふじ環境倶楽部にも来訪し、定例会や取組み事業(「彼岸花ウォーク」)に参加したり、ヒアリングをしていった。
 この日の発表では、事前にもらった資料で、ふじ環境倶楽部の活動を「慈善型NPO活動」と紹介していたのが気になり、何とかその部分の発表だけでも聞こうと発表会に参加した。
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 ふじ環境倶楽部を題材に取り組んだ1班の発表は、私としては大変「優秀」なものと感じた。
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 気になっていた「慈善型NPO」については、対価を得ながら事業を回し、それを活動資金に当てていく「事業型NPO」と対比する形で、「会費、寄付金、個別の補助金を資金とし、時には会員の持ち出しで事業を行うNPO」と整理していた。
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 ふじ環境倶楽部の現状を見ればその通りだが・・・。
 ただ、やはり「慈善型」は気になる。
 慈善とは、辞書には「あわれみ救うこと。情をかけること。特に不幸・貧困な人々を援助すること」とある。
 少なくとも私は、このような崇高?な気持ちで活動してはいない。
 ただ「もっとこうなればいいのに」と自分の思いで取り組んでいるのであり、それは会員すべてに共通していると思う。

 ところで、今回の発表は、市役所職員の研修だ。
 ポイントは、こうした調査、研究、提案活動を、いかに「市役所の仕事」に活かしていくかだ。
 資金もなく、なかなか会員(人材)も増えない貧乏NPOでいつも感じていることがある。
 「行政は大変恵まれている」ということだ。
 担当課には、そのことに専門にフルタイムで取り組む職員がいる。
 活動する事務所(市役所)や備品は備え付けだ。
 予算は厳しい時代と言えども、要求し認められればしっかり確保できる。
 また様々なその分野の情報も「富士市役所ですが」と言えば、比較的容易に入手することが可能だ。
 こうした経営資源は、NPOが苦労して確保しなければならないのに比べれば、既に用意済みと言うことだ。

 もちろん、NPOと市役所では、現状では責任の大きさはずいぶん違う(本当は、同じでなければいけない)。
 しかし、その気になれば(もちろん組織の中で上司を説得し、トップの市長のゴーサインが必要で、場合によっては議会の同意も必要だが)いろいろできるはずだ。
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 私は1班の提案は大変優秀だと思い、評価シートにもかなり高い点数をつけた。
 同席していた倶楽部の副代表からは、「甘すぎるんじゃない?」と言われた。
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 しかし、問題はこれからだ。
 優秀な提案を、いかに実現に向けて進めていくかだ。
 実現できなければ、優秀な提案でも、結局は「ゼロ」ということだ。

そうした意味では、今後の彼らの取組みにかかっている。

by koike473 | 2010-12-02 07:54 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

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