高齢化が進む「かつての」新興住宅地
2010年 06月 07日
5日(土)の晩は、主に7月にある「天王さん」の打合せを行い、その後軽く一杯やり、解散した。
公会堂からの帰り道、同じ組合(班)の方2人と歩いていると、
「子どもが小さい頃は、狭くてなんて小さい家だらって思ったけど、今じゃあ女房と2人になると、でかすぎてたまんないよ」(このお宅は子ども3人)。
もう一人は、「うちも娘が秋に結婚するだけど、もう2人で別に生活を始めてるだよ。おふくろと俺っち夫婦の3人さ」(このお宅は子ども2人)
私も「うちも3人とも出ちゃって夫婦2人ですよ」
私の組合は10軒で、
・子どもが就職・結婚等で夫婦(+祖父母)だけの世帯が6軒
・夫婦+成人の子どもの世帯が2軒
・高齢者だけの世帯が1軒
・夫婦と成人以下の子どもの世帯が1軒(先日赤ちゃんが生まれた若夫婦)
という内訳だ。
私が住む組合の家々。
私がここに自宅を新築し、引っ越してきた16年前は、どの家にも子どもがいて、いつも家の前の道路で子どもの声がしていた。
この駿河台地区はいわゆる「新興住宅地」で、中でも三丁目は、今でも小学生が100人以上いる。
しかし最近子どもが多いのは、町内の北側の新しい住宅地で、私の組合のように少し古いエリアはめっきり子どもが減っている。
新しい住宅地
大半の家が「持ち家」で、ここを終の棲家としている。
子ども達が、生まれ育ったこの町内に戻ってきてくれればいいが、「最後は、夫婦だけで終わりそうだよ」と言うお宅も多い。
また先週行なった防疫作業で町内を回った時に、あるおばあさんから言われた。
「小池さん、私ら老夫婦だけでもう車も運転できなくなっちゃったさ。ここから買い物に行くのに、歩いて坂道を下り、また上ってくるのはもう無理だから、何とか『ひまわりバス』がこっちも通るようにしてもらいたいよお」。
地域の人口密度が下り、高齢化がかなりのスピードで進んでいるのを感じる。
郊外の高台の住宅地。なんだか、多摩ニュータウンの後を追っているようだ。
うまく世代間で循環しながら、いろいろな世代が混住する地域になるのが理想だが・・・。
by koike473 | 2010-06-07 23:46 | 駿河台三丁目 | Trackback | Comments(0)