皆さん!新しい「富士市立高校」に注目です! その2

 今日は、15日(日)に開催された「教育シンポジウム2009 ~夢を探求する富士市立高等学校~」の後半の報告。

 後半は、基調講演とパネルディスカッションだった。

 基調講演は、「熊本県立鹿本高等学校の改革 ~生徒の自分探しを扶ける(たすける)「総合的な学習」を中心に~」のテーマで、元鹿本高校教諭の赤山久幸氏が話された。
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 実は、「総合的な学習」と聞いた時、小学校で行われている「総合学習」をイメージし、「えーっ、高校になっても総合的な学習かよ?」と思った。
 ところが、赤山氏の話を聞くうちに、「これはすごい!」に変わった。
 一言で言えば、「ワークショップ」か?
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 高校の授業と言えば、先生の講義を一方的に聞く「受身」の授業が当たり前のように行われている。
 しかし鹿本高校では、「総合的な学習」の時間(週1時間)を、「夢の架け橋Qタイム」と名付け、身近なテーマを題材に、自分自身で調べ、考え、問題を解決する力を3年間かけて培っていく。
 ブレーンストーミング、KJ法、ディベート、論文作成、プレゼンテーションなどなど。
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 まるで企業や市役所の新入職員が受ける研修のような「授業」、というより「ワークショップ」を、綿密に組み立てられたプログラムを基に進めていく。
 赤山氏は、こうした中で鍛えられるのは、「コミュニケーション能力」だと言う。
 「話す」だけでなく、グループやクラスでのワークショップを通じて、人の話を「聞く」力がついていくそうだ。

 私は、自分の高校時代を振り返っても、このように生徒側が互いに意見交換しあいながら考える場面は、全くなかった。
 多くの人が、大学のゼミや企業の研修で初めて体験することを高校1年生で取り組むわけだ。
 そうした中では、おのずと自分の将来の職業や生き方について考えるようになるだろう。

 それと印象に残った話がもう一つ。
 「学校改革」を進めるには、先生が変わらなければ、絶対ダメだという話。
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 鹿本高校でも、Qタイムに取り組み始めたばかりの頃は、ほとんどの先生方がこの取組みに否定的だったそうだ。
 しかし、生徒が徐々に変わり、いろいろな場面(進学、就職等)で力がついてくるのを感じ始めた頃から、多くの先生たちが肯定派に変わっていったそうだ。

 そしてパネルディスカッション。
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 私の「期待」は、パネラーとして参加した鹿本高校OGの明野さん(現在、筑波大学1年生)の話を聞いて「確信」に変わった。
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 とにかく「コミュニケーション能力」が高い。
 パネルディスカッションのパネラーとして、自分の考えをしっかり話し、半年前まで高校生だったとはとても思えないほどだ。
 「Qタイムの取組みを通じて、論理的に考え、表現する力がついたと思う」の話を聞いて、その通りだと思った。
 自分が中学生に戻れるなら、是非こんな「ワークショップ」授業がある高校に進学したい。
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 赤山氏が言っていた。
 「何も市や県からの特別な支援がない鹿本高校ができたのです。富士市の大きな支援を受け、また新たな学校をつくることを公表し、そうした意味では退路を断って取り組む富士市立高校では、必ずできるはずです」と。

 「富士市立」はきっと変わるはずだ。
 変わらなければならない。

 皆さん!新しい「富士市立高校」に注目してください!

by koike473 | 2009-11-23 23:58 | 教育 | Trackback | Comments(0)  

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