北川正恭氏講演会 「マニフェストと家族800万円の買い物」

 先週の土曜日(22日)は、「富士市産業支援センター f-Biz 1周年記念講演」を聴きにロゼシアターに出かけた。
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 「地域から日本を変える! ~依存から脱却と自立を目指して~」のテーマで前三重県知事、現在は早稲田大学大学院教授の北川正恭氏の話を聴いた。
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 北川氏は、今回の総選挙でも大きな話題になっている「マニフェスト」を、我が国で最初に提唱した人だ。
 マニフェストとは、達成目標、手段、財源を住民に約束する「政治公約」だ。
 マニフェストについては、ぼんやりとわかっていたつもりでいたが、この日の講演で、そこに至った北川氏の明快な考え方を聴いて初めて納得がいった。
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 北川氏が三重県知事に就任したとき、県庁は国の顔色を見ながら、言われた仕事を、あたかも国の手足のようにすることが仕事だと思いやっているように見えたそうだ。
 また、議員等の政治家による「情実」、「お願い」による事業執行がとても目に付いたそうだ。
 そこで「科学的合理性」の観点からPDCAサイクルを組み込んだ「事務事業評価システム」を導入し、県政の効果を上げた。
 このように行政がPDCAサイクルを取り入れるのなら、同様に政治にもPDCAサイクルを取り入れ、達成目標、手段、財源を明確にし、合理性、透明性を高めるべきであり、それが北川氏が言う「マニフェスト」サイクルだ。

 政治家のマニフェストは「契約」であり、契約が履行されなかった場合は、必ず解散総選挙をやるべきだとの意見だ。
 わかりやすいし、話に筋が通っている。
 ただ聴きながら、現在行われている総選挙の各党のマニュフェスト(全部を目を通したわけではないが)を思い浮かべ、達成目標、手段、財源がどれだけ明確だったかな?と思っていた。
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 すると最後に「まだまだ『マネフェスト』です。マネフェストから真の『マニフェスト』にしていく第一歩の重要な選挙です」と言われた。

 また更にわかりやすい話があった。
 「今度の選挙は、それぞれの家庭で800万円でどんな買い物をするか選ぶ選挙です」との話だ。
 我が国の年間予算(一般会計)は80兆円、そして1つの内閣が平均3年間やるとして、計240兆円の予算が組まれる。
 それを日本の人口1億2千万人で割ると、一人当たり200万円。
 家族4人の平均的な家庭では計800万円となるわけだ。
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 皆さんは、800万円でどんな政策を買いますか?
 「800万円払ったのに、実の無い買い物だった」と思わないような選択が求められている。

by koike473 | 2009-08-26 22:53 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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