興亜工業さんの「工場見学」と「お風呂」
2009年 06月 30日
「そうだ!沼川プロジェクト」の基本的な考え方は、「市民・企業・行政 協働の川づくり」だ。
我々市民もさまざまな取組みをしていくが、流域に立地する企業の皆さんにも、企業市民として排水対策や環境保全対策等の面でともに川づくりに参加いただければと考えている。
そうした意味では、興亜工業さんは「ゼロ・エミッション」をベースとする環境対策への取組みが先進的であり、「そうだ!沼川プロジェクト」の考え方にも早い段階から賛同をいただいた。
また、この日の「滝川の遊歩道の草刈り」にも、今泉在住の職員の方が町内の回覧板を見て、一市民として参加していただいた。
草刈り終了後、工場内にある「パルコ」と呼ばれる建物に向かった。
まず最初は、スライドを使った会社の取組みの説明だ。
興亜工業さんは、古紙を原料として段ボール等を生産する製紙会社だ。
現在では古紙原料ほぼ100%、自家発電100%を達成し、環境負荷が少なく、効率性・安全性が高い生産体制を確立している。
企業や官庁から出される機密書類も、集荷した段ボール箱のまま溶解処理され、新たに再生紙として生まれ変わる。
スライドの後は、2班に分かれて「工場見学」と「お風呂」だ。
私は「お風呂」組。
この風呂は、自家発電する際のボイラーの熱を利用して給湯しているものだ。
とにかく豪華だ。
入口で誰かが「何だかゴルフ場の風呂みたいだ」と言っていた。私はゴルフをやらないからわからないが、とにかく予想をはるかに上回る設備と規模のお風呂だ。
時間は短かったが、草刈りで汗びっしょりの体を洗い、大きな浴槽につかり、天国気分だ。
タオル等もしっかり用意されていて恐縮した。
風呂から上がり、工場見学をした人に聞くと、「いやー、本当にゼロ・エミッションだね。驚いたよ」とのこと。
私も以前(もう7~8年前)見学させていただいたが、当時より更に進化しているようだ。
工場をバックに記念撮影。
このような製紙工場を知れば、多くの人達の「製紙工場」を見る目も変わるだろう。
そうした意味からも、今後、流域の多くの企業の方々と協働のスタンスで、川づくりや環境保全活動に取り組んでいく必要を強く感じた。
by koike473 | 2009-06-30 23:40 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)