軌道に乗り始めた「セカンドライフ進路相談室」

 19日(月)から今日(21日)まで、所属する会派「市民クラブ」の視察で、関西方面に視察に行って来ました。その結果は、また後日報告します。

 今日は、15日(木)にあった「富士市セカンドライフ促進協議会」の話。
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 これは、私が所属するNPO法人コミュニティシンクタンクふじ(CTTF)が富士市から受託している「いきがいセカンドライフ開拓・参加促進事業」の一環として開催したものだ。
 今後、「団塊の世代」の方々等が企業を定年退職し、第2の人生を歩み始める。
 この事業は、こうした中で、まだまだ元気なシニア層の皆さんには、ご自分の考え方に合った様々な市民活動や起業、就労等に取り組んでいただくことが、ご本人の生きがいづくり、健康づくり、そして多様な地域ニーズに対応したサービスの提供につながるだろうとの考えから、CTTFがその仲介役になり取り組む事業だ。
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 CTTFでは、「セカンドライフ進路相談室」を設け、シニア層の皆さんからの相談を受け、それぞれの方の考えにあった活動や団体を紹介している。

 また、「富士市セカンドライフ促進協議会」は、今後退職を迎えるシニア層の皆さんが多数在職する市内の大手企業や、ハローワーク、シルバー人材センター、商工会議所等にメンバーになっていただき、情報交換を行う場として設けている。
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 私は、議員になる前、平成17年度の自主研究の段階からこの事業に関わってきた。
 全国でも最初に取り組み始めた千葉県我孫子市にもヒアリングに出かけ、市内のシニア層から大きな反響があったと聞き、富士市でも絶対必要な事業だと確信した。
 しかし、事情は違った。
 我孫子市は、30代になってそこに転入し、マイホームを構えたサラリーマンが大半で、「千葉都民」と揶揄されるように、東京に通勤し、地域への帰属意識が弱く、定年後の自宅周辺での過ごし方がわからないシニア層が多い。
 一方富士市は、もともと富士市で生まれ、育った人の割合が高く、自宅から市内の企業に勤めている人が多い。勤めている時から、多くの友人・知人が近くにいたり、様々な組織に加入し、定年後もその延長線上の活動を続ける可能性が高く、また当方のPR不足もあり、18・19年度となかなか反応がなかった。

 しかし本年度、ようやく地道な広報活動の結果か、これまでに比べより多くの、また内容も当方が想定していなかった多様な相談が増え始め、取組みの必要性に確信が持てるようになってきた。

 市民活動団体を紹介し、活動を試しに体験していただき、気に入って会員となり、バリバリ活動を始め、当初想定した「サービス(市民活動)の担い手」となる方が増えている。
 また、自分の不動産(建物)をリフォームし、地域の様々な活動団体に「コミュニティスペース」として使って欲しいとの相談を2年がかりで受け、ついに実現し、実際に活動の場として稼動し始めた事例・・・コミュニティビジネスの起業相談例もある。
 その一方で、市民団体からこんなサービスを受けたいという相談や、市民団体への寄付の申し入れ、市民団体の運営相談、あるいはある企業からは「○○の資格を有するシニア層の人材を紹介して欲しい」など、全く想定していなかった相談が増えている。
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 この日の協議会では、このような報告をした。
 各企業や関連団体の皆さんからも、「実際の相談事例が増えると、具体性が高く、それを企業内で伝え易い」、「ようやく事業が軌道に乗り始め、これからも継続してほしい」等の意見が相次いだ。
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 私は、地道な広報の成果もあるが、相談窓口を務めるCTTF側に、さまざまな人、団体、情報の蓄積がなされ、多くの「引き出し」を用意することができるようになったことが大きいと思う。
 相談を受け付け、相手の話をじっくり聞き、いっしょに動き、最も良いと思われる団体等を紹介したり、情報を提供する。
 相談員の質の高さが極めて重要だ。

 今後ますます必要になる取組みだと思う。

by koike473 | 2009-01-21 22:59 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

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